ウインダミア V
"This is national trust emblem." といって教えてくださったのは、
ハイキングのガイド、ロバートさんでした。
迂闊にもそれがなんと言う樹なのか、多分聞いても、聞き取れなかったと思うのですが、これがそのシンボルマークなのかと一枚いただいて、ホテルで写真を撮ったのがこれです。
ピーターラビットの作者、ベアトリクス・ポターがこの美しい自然を、壊さずに残したいと広大な土地を買い取り、ナショナルトラストが管理しています。
ワーズワーズのダブコテージもその管理の中にあります。
ウインダミア湖に沿って歩いた一時間半のハイキングコースは湖となだらかな丘の斜面の間を
縫うように続く細い道です。でも左に水面を見下ろし、右になだらかな丘を仰ぎながら歩く気分は最高です。
       

                                                                 
この方がロバートさんです。お若い時から、ラグビー、サッカー、登山など、殆どのスポーツをなさったとかで、根っからのスポーツマンです。
友達と並んで写真を撮ってとお願いしたら、まァ、こんなにぐいっと引き寄せちゃって、
私はひやっとしましたよ。
      
ここが一番広がりを感じさせる場所でした。2,3軒の家が建っています。
いったいここに住んでいる方たちは毎日どんな生活をなさっているのかしら、と思います。
私たちの通って来た道は車もとおれません。裏手の方に車の通れる道があるのでしょうか。
毎日スーパーへ買い物に行く身からは一寸想像がつきません。
こんな道を三々五々歩いていくのはとても幸せです。
時々立ち止まって深呼吸したり、湖に見入ったり,羊がねそべっているのを覗き込んだり
しながら歩きました。鹿に襲われないようにが柵がしてあったりするのが、
不思議なくらい平和そのものの景色です。

          

この赤い花はフォックスグローブ(狐の手袋)といいます。
あまりきれいなのでカメラを向けたら友人もコチラにカメラを向けていました。
この道どんどん歩いて行ったらダブコテージの前に出たのでした。
                           
                      古靴が植木鉢              ハンギングバスケット                                
  
                           
                   
この日のホテルは湖畔からバスで1時間もはしったところにありました。
               そしてホテルの前が、このように羊の寝そべっているのんびりとしたところです。 
ホテルのウェイター&ウエイトレスは、とても人懐っこい人たちで、他の国のホテルでは味わえなかった
人の暖かさをとても感じました
日本人客が多いのかもしれませんが、一人のウエイトレスは終始ニコニコして
片言の日本語を語りかけてくれました。
オハヨゴザイマス、アリガトゴザイマス、ドウイタシマシテ、イカガデスカ、等々、
何か言う度に、エプロンのポケット(まん前に付いていたのがオカシイ)から、サッとメモ出して
おぼつかない日本語を話すのでした。
そして私たちが朝出発する時は、湖畔の散策に備えて皆がスニーカー、ウインドブレーカー、などお洒落はそっちのけスタイルでしたのに、夜の食事には、一応のおめかし?をして現れたので、
目を丸くして添乗員さんに
「朝とはまるで違ってすばらしい。」
と驚いて言っていたそうで添乗員さんは気をよくしていましたっけ。
  

                                   
この晩、ホテルで結婚式のパーティがありました。
生後3週間のベビーを抱いて出席している若いママがいて日本では考えられない場面でした。
その時二言三言、言葉を交わした、兄妹、10才と6才の、マイクとジョー。
なまえを聞き取るのにも2、3回かかりました。クイーンズ イングリッシュはむつかしい。

              

                                 
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